CIMT-006 純系サマータイム 武田まなか


高校を卒業して半年が過ぎ、ボクは大学とバイト先を行き来する味気ない日々を送っていた。その日は朝寝坊してしまい最寄りの駅まで猛ダッシュ。息を切らしながら駅にたどり着くと、見覚えのある女の子がホームに立っていた。彼女の名は武田まなか。高校時代の同級生、それもクラスのマドンナ的存在の愛らしい女の子だった。息切れの激しいボクを見つけると、いたずらそうに微笑むまなか。「最寄りの駅、一緒だったんだね。」まなかが優しくボクに話しかけてきた。見慣れた制服姿ではなく、花柄の明るいワンピースをふわりと着こなすまなか。ボクはいつしか彼女に特別な感情が芽生え始めていた・・・。